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改善に役立つ食生活

脂肪はバランスよく

脂肪分の多い食品は食べ過ぎるとカロリーオーバーになりがち。でも、脂肪も身体にとっては必要な栄養素。植物性脂肪や魚の脂肪なら、コレステロール値を下げる効果が期待できます。食材を上手に選び、脂肪をバランスよく摂りましょう。

脂質異常1
食物繊維は積極的に

食物繊維は余分な栄養素や有害物質を吸着して、体外に排泄する働きがあります。
そのためコレステロールを下げ、肥満や便秘の改善にも役立ちます。

脂質異常2
体内の酸化予防を

血管の壁についた脂肪が酸化すると動脈硬化が進みます。ビタミンE・C 、βカロチンを含む食品を摂取して、脂肪の酸化を防ぎましょう。

脂質異常3
糖質の摂り過ぎに注意

炭水化物は中性脂肪の原料、ご飯やパン・麺類などの食べ過ぎに注意!

飲酒は適量を

飲酒は適量を適度なお酒は血行を促進し、食欲不振やストレスを解消!
しかし、飲み過ぎると中性脂肪に悪影響を与え、肥満などの原因になります。

脂質異常4
コレステロールの多い食品

脂質異常症(高脂血症)の方々にとって控えたい食品です。
健康な人が、バランスの良い食事の中で適量を摂るのは構いません。

脂質異常5
ブドウ糖や果糖を多く含む食品

菓子類に含まれる「ブドウ糖」や「果糖」は、ご飯よりもさらに中性脂肪を増やします。

脂質異常6

トランス脂肪酸の取りすぎに注意

マーガリンなどに含まれているトランス脂肪酸は、身体に悪い“悪玉”脂肪酸として近年注目を集めています。トランス脂肪酸を大量に摂取すると、HDLコレステロールの減少、中性脂肪、LDLコレステロールの増加をもたらし、CHD(心血管疾患)や2型糖尿病にかかるリスクを高めるといわれています。また、トランス脂肪酸は血管内皮の細胞膜にも作用し、炎症因子や接着分子の産生を促す可能性があることを指摘するレポートが報告され、血清脂質への影響だけでなく、心血管疾患のリスクを大幅に増加させる可能性があるとされています。トランス脂肪酸はマーガリンの他、マヨネーズ、フレンチフライ、ファーストフードの揚げ物などに含まれており、これらの食品の多量摂取や常習化は避けるようにしましょう。
(Harvard School of Public Health ; Esther Lopez-Garciaの研究報告から)

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