高血圧が招く3大合併症
血液が血管に通常以上の圧力をかける状態が高血圧です。これにより、血管の壁は引き伸ばされて薄くなります。これを元に戻そうと、動脈の壁は厚く硬くなっていきます。その結果、心臓では【狭心症】や【心筋梗塞】、脳では【脳出血】や【脳梗塞】、そして腎臓では【腎不全】など、命にかかわる恐ろしい合併症を招きやすくなります。日常の生活習慣の見直しや健康管理に努め、合併症予防を心掛けましょう。
動脈硬化
血液を運ぶ動脈は「内膜」「中膜」「外膜」の3層からなっています。
下図は冠状動脈(心臓に栄養を送る動脈)に血栓ができるまでの様子を示したものです。危険因子が多いほど硬化は速く進み、最終的には血管が詰まって心筋梗塞を起こす可能性が高くなります。

